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楽天グループの2026年度第2四半期決算説明会では、決算内容だけでなく、メディア・アナリストからさまざまな質問が寄せられました。
今回は、そのQ&Aセッションの発言内容から、楽天モバイルを中心に気になったポイントをまとめます。
■ 10月以降もKDDIローミングは継続
特に注目されたのが、KDDIとのローミング契約について。
「9月以降、ローミングが終了するのでは?」という質問に対し、楽天グループ側は、楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアでは10月以降もローミングを継続すると説明しました。
一方、楽天モバイルがすでにカバーできているエリアでは、順次ローミングを縮小。
具体的なエリアについては、現在KDDIと全国各地で調整中としています。
さらに三木谷CEOは、ローミング縮小による影響について、「影響は限定的」との認識を示しています。
■ 基地局整備はローミングとは関係なく加速
楽天モバイルでは、基地局建設を引き続き加速。
工事業者を増やすだけでなく、工事工程の前半部分を社内で内製化することで、整備を進めています。
年間の設備投資計画は2,000億円。
下期に支払いが増える見込みですが、これは工事が遅れているためではなく、先行して進めてきた工程が後半に入り、電波発射が始まるためとの説明でした。
■ 地方のエリア拡大にも注力
今後の楽天モバイルについて三木谷CEOは、地方をさらにカバーしていく方針を説明。
都市部だけではなく、地方や山間部、さらに海上なども含めた幅広いエリアでのサービス展開を目指しています。
その中で重要になってくるのが、AST SpaceMobileによる衛星通信です。
地上の基地局ではカバーが難しい場所でも、衛星通信によって楽天モバイルがつながる可能性があり、今後の大きな強みとして位置づけられています。
■ 楽天モバイル加入で楽天経済圏の利用が増える
Q&Aでは、楽天モバイルが楽天経済圏に与える効果についても興味深い話が出ました。
三木谷CEOによると、楽天モバイルに加入すると、
楽天ショッピング:約50%増加
楽天トラベル:約20%増加
楽天カード:約30%増加
というデータがあるとのこと。
楽天モバイルは単独の通信事業というだけではなく、楽天市場や楽天カードなど、グループサービスの利用を増やす「入口」としても機能しているようです。
■ AIは「コスト削減」だけではない
今回のQ&Aで繰り返し出てきたテーマがAI。
楽天グループでは、すでに数百規模のAIプロジェクトが進んでいると説明されています。
AIによる効果は、
・業務効率化
・広告の最適化
・新規顧客の獲得
・サービス間のクロスユース
・顧客単価の向上
など、かなり幅広いもの。
特に楽天が持つショッピング、カード、トラベル、モバイルなどのデータを組み合わせることで、ユーザーごとに最適なサービスを提案することを目指しています。
■ 「1つのアプリから楽天のサービスを使う」構想
三木谷CEOが説明したAI活用の将来像も興味深いところです。
現在は楽天市場、楽天カード、楽天銀行、楽天証券など、それぞれ別のアプリを利用しています。
これをAIによって、
「この人は今、旅行をしたい」
「今は買い物をしたい」
「株を買いたい」
といったユーザーの状況を判断し、1つのアプリから必要な楽天サービスへアクセスできる形を目指しています。
まずは金融サービスから統合を進め、その後、通信やショッピングにも広げていく構想です。
■ 楽天モバイルショップの役割も変化?
もう一つ注目したいのが、楽天モバイルショップについて。
今後は単に「楽天モバイルに加入する場所」ではなく、楽天カードなどの金融サービスや、付加価値の高いオプションサービスを案内する楽天経済圏のリアルな窓口としての役割も強化していく考えが示されています。
セキュリティサービスや通話の要約機能など、通信以外の付加価値サービスも増やしていく方針です。
■ Q&Aから見えてきた楽天モバイルのこれから
今回のQ&Aをまとめると、
KDDIローミングは必要なエリアで継続
↓
基地局整備は引き続き加速
↓
地方・山間部・海上にもエリアを拡大
↓
衛星通信でさらにカバーを補完
↓
楽天モバイルを入口に楽天経済圏を拡大
↓
AIでサービス間の連携をさらに強化
という方向性が見えてきます。
「KDDIローミングが9月で終わる」という単純な話ではなく、楽天モバイル自身のネットワークを拡大しながら、必要な場所ではローミングや衛星通信も組み合わせていくという戦略が示された今回のQ&A。
これから楽天モバイルを検討する方にとっても、通信品質の改善だけでなく、楽天市場・楽天カード・楽天証券などを含めた楽天経済圏の広がりは注目したいポイントです。
スマホ代の見直しを考えている方は、今回の決算Q&Aで見えてきた楽天モバイルの今後の戦略もチェックしながら、おトクなキャンペーンを活用してみてはいかがでしょうか?
決算説明会資料・Q&Aトランスクリプトはこちら
https://corp.rakuten.co.jp/investors/documents/results/
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